医療法人 新明会 神原病院 院長 国方 聖司

 我が国は高度成長期から成熟社会への移行とともに、医療の重点が小児、成人から高齢者へと変遷してきました。医療技術の進歩が著しい昨今、現在の高齢者社会においての生の意義、尊厳が問われ、晩年の老いに対する医療とはどうあるべきか答えを求め続けているのではないのでしょうか。

 病は万人に不意にやってきます。それはいかなる時期、いかなる形で訪れるのか、まったくもって予測不能です。人はこの時、いかなる医師と出会い、いかに病に向きあうのか、この偶然の連鎖が生の流れを決めていきます。

 治療後の社会復帰に希望を抱いている方、終末期の居場所を探されている方と様々な方がおられることでしょう。私は患者さまの岐路に思いを沿え、心の通った対話、信頼を原点に医療を展開したいと考えております。

 地域医療に浅学ではありますが、周辺地域の方々のご協力、ご指導を仰ぎつつ地域に根差した信頼される病院として治療を推進していく所存です。

 当病院が地域の医療機関をはじめ介護施設などの地域連携医療の一助となれば幸いです。

医療法人 新明会 神原病院 副院長 江角 章

 平成20年に赴任以来、内科部門の充実に力を入れてまいりました。
 泌尿器科部門、透析部門の内科的サポートを行い、安全な診断治療を心がけています。

 また、地域医療に貢献できるよう内科全般において体制を整えました。循環器内科、消化器内科、腎臓内科などの専門治療にも力を入れています。予約検査では専門医による上部、下部内視鏡による精査加療を行い、必要に応じ高次病院に紹介も行います。CT検査は、ネットワークを活用した放射線科専門医による診断を迅速に行っています。HbA1cの迅速測定、糖尿病教室や禁煙外来なども行いその機能を充実させています。一般内科では、肺炎、糖尿病や心不全の入院加療を行い、治療後のリハビリテーションにも対応できるようになりました。

 今後も、地域における「かかりつけ医」としての機能も果たしつつ、地域の先生方からの入院加療の依頼にも応えられるよう努力してまいります。